ROMANCE DAWN for the new world

Microsoft Azure を中心とした技術情報を書いています。

書籍「新しい Linux の教科書」の感想

これまで Windows を使ってきたのですが、最近仕事で Linux を使うことが多くなってきたので、「新しい Linux の教科書」を読みました。

新しいLinuxの教科書

新しいLinuxの教科書

どんな書籍なのか?

この書籍は、これから Linux を学ぼうとしている初心者に向けた入門書です。他にも多くの Linux 入門書が出版されていますが、CLI を利用したシェルの活用に絞って解説しています。主に、CentOS を利用した例をベースに、Ubuntu では差異があるケースのみ追加する形式となっています。

Windows 経験者が押さえておきたいポイント

Linux のディレクトリ構造

Windows とは違ってシステム全体で1つのディレクトリツリーしかありませんし、各ディレクトリ(/etc、/usr、/var など)の役割を知っておく必要があります。

テキストエディタの操作

Linux のデフォルトのエディタである「Vim」の操作です。vi コマンドで起動し、終了させる方法をはじめとして、カーソルキーを使わない、h、j、k、lを利用したカーソル移動は慣れが必要です。

ファイルとディレクトリのパーミッション

ls -l コマンドで表示されるパーミッションや chmod コマンドでのパーミッション設定は重要です。ファイルの r:読み取り、w:書き込み、x:実行権限は、ディレクトリだと違った意味になりますし、パーミッションは数値モード(r:4, w:2, x:1)でも設定できます。

標準入出力とパイプライン

Linux は、1つ1つのコマンドが小さくシンプルですが、リダイレクトとパイプラインを組み合わせて連携させることで、さまざまなシェルスクリプトを作成できます。シェルスクリプトを作れば、同じ処理を再利用できますし、操作ミスをなくすことができます。

アーカイブと圧縮

Windows の zip ファイルは、Linux の tar ファイルや gzip ファイルのようにアーカイブと圧縮を区別していないので、違いを押さえておきたいです。

Linux の環境を Azure に構築する

読んだ内容の理解を深めるには、実際に Linux の環境を用意して、コマンドやシェルスクリプトを試してみるのが良いです。
Azure を活用すれば、簡単に Linux の環境を構築できます。

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Azure ポータルにログインして、Compute を選択して「centos-base」などで検索するといくつかイメージがヒットします。シンプルな「CentOS-base 7.3」などを選択すれば、5分ぐらいで Linux の環境を構築できます。
使わないときは、仮想マシンを停止しておくことで、無駄な課金を防ぐことができます。

まとめ

この書籍では、初心者を対象とした Linux の基本操作だけでなく、「Linux らしい考え方」を解説しているため、どうやって Linux を使えば良いわからない人にお勧めできる内容だと思います。

オンライン トレーニングの Azure Skills を試してみた

Microsoft Azure のようなクラウドのテクノロジーは、提供されているサービス数も多いので何を使えばいいのか、どれを組み合わせて使えばいいのかが分かりづらく、また進化も早いのでキャッチアップは容易ではありません。
Azure に関する最新のスキルを身につける手助けとなるコンテンツとして、Azure Skills というオンライン トレーニングが提供されているので、試してみました。

Azure Skills とは?

Microsoft が提供している Azure に関するオンライン コンテンツです。
Azure Training Courses | Microsoft Learning

英語版のコンテンツがベースですが、11タイトルが日本語化されています。今後も順次日本語化されていくそうです。

  • Azure 基礎
  • AWS の専門家のための Microsoft Azure
  • Azure Paas 上の DevOps
  • Azure ワークロードの自動化
  • Azure のデータベース
  • Azure ワークロードの管理
  • Azure セキュリティとコンプライアンス
  • Microsoft Azure Identity
  • Microsoft Azure Storage
  • Microsoft Azure Virtual Machines
  • Microsoft Azure Virtual Networks

ドキュメントやビデオによる解説があり、コンテンツの章ごとに確認問題、最後には最終試験も用意されています。

Microsoft Azure Storage

今回は、「Microsoft Azure Storage」を受講しました。
aka.ms

オンプレミスの SQL Server のようなリレーショナルデータベースもいいのですが、クラウドらしい性能を持つストレージを正しく使いこなしてこそクラウドのメリットを受けることができます。Paas でのアプリケーションからの利用だけでなく、Iaas の仮想マシンのストレージとしても使われているので、基本的かつ重要なテクノロジーであるという理由で選択しました。

ストレージアカウントとは?の基礎から始まり、

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3つの領域に分類して説明されており、概念的に整理して理解することができます。

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理解度を確認できる復習問題も用意されています。

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合計16 〜 24時間かかると記載されていますが、実際には2時間ほどで完了しました。

まとめ

オンライン コンテンツなので気軽に試すことができますし、コンテンツのボリュームもちょうど良いと思います。
一部日本語の翻訳がおかしい部分がありますが、そこは改善を期待したいです。
これから Azure を学習したい人、少し Azure を使っているので復習したい人は、Azure Skills を活用してみてはいかがでしょうか?

JAZUG札幌支部(きたあず)第14回勉強会に参加してきました

jazug.connpass.com

先週の土曜日、JAZUG札幌支部(きたあず)第14回勉強会に参加して、Azure Container Service の話をしてきました。
docs.com

セッションの内容としては、最初の一歩を踏み出すための基礎知識やハマりどころなどを、デモを交えて説明しました。
ちょっと試してみるには少し難しく敷居が高いので、Kubernetes 周りのツールも含め、Azure Container Service 自体も使いやすくなっていくことを期待したいです。

今回、東京以外の勉強会には初めて参加しました。
興味のあるテクノロジーを勉強しようと思ったとき、インターネットや書籍からも情報を収集できますが、そのテクノロジーを使ったことがある人の話を聞くのがよいと思います。特にアップデートの早いクラウド周りは。
東京に比べたら、そのような機会は少ないと思うので、何か1つでも学んでもらって、自分でも試してみようと思えるきっかけを提供できたとしたら幸いです。
勉強会の参加者や運営メンバーとも交流することができ、楽しい時間を過ごすことができました。また機会があれば、きたあずに参加したいです。