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Microsoft Ignite 2024 に現地参加してきました

昨年11月の Ignite 2023 に続き、今年も Ignite 2024 に現地参加してきました。昨年の開催地はシアトルでしたが、今年はシカゴで開催されました。

news.microsoft.com

Ignite 2024 でアナウンスされた内容は、このあたりの記事で説明されています。
キーノートやブレイクアウトのセッション動画も公開されているので、気になるトピックは視聴してみてください。

この記事では、現地参加の雰囲気や個人的に感じたことをお伝えしていきます。

Registration

会場は、シカゴにある McCormick Place West Building です。

ダウンタウンから会場が離れているので各ホテルからのシャトルバスでまとまって移動したことと、参加者数も1万4000人で大規模ということもあり、Registration の行列ができていました。


Keynote

いよいよ初日のキーノート、今回も MVP 向けの Priority Seat が用意されていましたが、席数に限りがあり前日のレジストでも行列していたので6時半から並びました。




今回の Ignite では Copilot の話題が多かったですが、個人的には Copilot & AI Stack のアーキテクチャを構成する Azure リソース群の派手さはないが堅実なアップデートが良かったと感じました。

Multi-Agent というキーワードは、トヨタの事例をはじめ多くのセッションで取り上げられて若干のバズワード感はありましたが、ドメインやユースケース毎に個別最適化するアーキテクチャは良いと思いました。自律した Agent 群が協調して動作することで、部分的な更新、システム全体の可用性やパフォーマンスの向上、Agent 単位のスケーリングが実現しやすくなります。UI がチャットボットから音声入力に変わっても、容易に対応できそうです。


Breakout

ブレイクアウトセッションの様子。



個人的に熱いと感じた Azure 関連のアップデート。

一方で、OpenAI 周りの大きなアップデートは AI Studio が AI Foundry にリネームされてくらいでした。これはシステムを構築する際に OpenAI と繋ぎ込む Azure リソースへの関心や重要性が高まっていて、OpenAI を活用したソリューションを構築するフェーズに入ったことを意味していると感じました。

会場の様子

McCormick Place には1~3階の各フロアに部屋があって、自由に聞きたいセッションを選べます。昨年のシアトルの会場と比較しても、かなり広い会場でセッション間の移動が大変でした。


HUB はパートナーのブースやシアターセッションがある広い会場でした。エキスパートのブースもあったので、Azure Functions チームに Flex Consumption を Japan リージョンにもデプロイしてほしいとフィードバックしておきました。



MVP と RD の名前が書かれた Wall もあって、自分の名前を発見して安心しました。


Ignite 飯は全体的に例年並みでしたが、スープが美味しかったです。最近は危険な料理を避ける嗅覚が身に付いてきた感があります。



今回の戦利品。Backpack と Water Bottle が貰えたので、Ignite 期間中は重宝しました。


Microsoft Ignite and AMD Celebration

Day3 のパーティ会場は、ミシガン湖岸にある Navy Pier でした。シカゴ ループ(地下鉄の路線図)をモチーフにしたパーティになっており、お酒を飲んだりご飯を食べたりしながらライブやゲームを楽しめました。






まとめ

Microsoft Ignite 2024 にシカゴで現地参加してきました。
日本からのオンライン視聴では感じ取れない熱量があってモチベーションも高まるので、やはり現地参加は楽しいです。一緒に行った会社の同僚も楽しかったようなので、多くの若手エンジニアに経験してほしいです。
シカゴを観光した話は、こちらの記事を参照してください。
gooner.hateblo.jp